マイクラミングをインストールする前に次のことを確認してください。
INKSCAPE というアプリがインストールされているか否か?
もしもインストールされていたら、INKSCAPE の削除と再インストールが必要です。
INKSCAPE は内部に Python を含みますが、これが Windows10 標準の Python やマイクラミングの Python などと競合してしまいます。
今や Python は Windows10 に標準搭載されています。マイクラミングを使うか否かにかかわらず、INKSCAPE に内蔵されている Python は使わない方がよいでしょう。
したがって、ぜひ、ここで説明する対応を取りましょう。
INKSCAPE とは?
ベクター画像という種類の画像を描くためのアプリです。
イラストレーター、デザイナー、ウェブデザイナーといった職種の人たちや、趣味で絵を描く人たちが使います。
要するにデザインツールです。とても高機能でありながら無料のフリーソフトです。しかもWindows版でもマック版もLinuxもあります。
後で説明しますが、ベクター画像は普通の画像と違って「計算で絵を描く」ようになっています。そのためアプリの中に計算処理をするための頭脳が組み込まれています。INKSCAPE の場合は Python がその頭脳になっています。
ビットマップとベクター
コンピューターが扱う絵の種類は大きく2種類に分けられます。
- ビットマップ画像 ・・・ 色のついた「点の集まり」として保存し、その通りに表示する
- ベクター画像 ・・・ 数式や座標として保存し、計算で絵を描きだして表示する
ビットマップ画像の方が普通です。
カメラで撮った写真や、インスタやブログで目にする絵や写真の多くはビットマップ画像です。
点の集まりですから、絵や写真のそれぞれに640×480ドットなどと解像度が決まっています。例えば「フルハイビジョン」のカメラで撮影した写真は、1,920×1,080(207万3,600画素)です。
ですから、拡大すればカクカクしたりボケたりしてして映像が荒れてしまいます。また高解像度のテレビやディスプレイでは小さく表示されてしまいます。
こうした普通の絵とは違って、ベクター画像は計算で図形を描く仕組みです。拡大や縮小をしてもシャープです。そのため文字のフォントや企業のロゴマークを表現するのに使います。
ベクター画像の場合は、計算で絵を描くため、拡大したり縮小したりしても、絵が荒れたりぼやけたりしません。
INKSCAPE があった場合の対処方法
INKSCAPE は Python 無しのインストールができます。すでに INKSCAPE がインストールされている場合は、一度アンインストール(削除)してから、Python抜きのインストールをやりなおしてください。
具体的な手順は次のホームページが詳しいです。
これからマイクラミングをしようとする方は、パソコンに INKSCAPEというソフトがインストールされていないことを確認してください。
Python が Windows10 標準のプログラミング言語に昇格!?
Windows10 は2019年5月にアップデートしました。これにより、Python も標準のプログラミング言語になりました。
といっても実際には、最初に Pythonが使われるときにインストールされるようです。
Python というプログラミング言語の人気が上昇していて、他のOSが軒並み Python を標準搭載しています。
Windows10 だけが標準搭載していなかったんですよね。周りに合わせたのでしょう。
自分でマイクロソフトのストアからインストールすることもできます。
もちろん今まで通り、Python の公式ホームページからインストールすることもできます。
なぜ、マイクラミングに Python が関係あるの?
生徒たちから見ると、マイクラミングはスクラッチ(Scratch3.0)を使ってプログラミングしています。
しかし裏では Python のプログラムが動いています。
スクラッチの命令をマインクラフトに渡す処理をしています。
そのため、マイクラミングと Pythonが関係してきます。
Windows10 に最初から Python が入っている状態になる日も近いですね。そうなれば、マイクラミングのインストール手順から Python をインストールする手間が省けてうれしいです。そのような日が来るのも近いかもしれません。
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